自身のキャリアにおいて「成功」とは何かを再定義する
2025/10/17
投稿者:武藤翼
―“昇進”や“年収アップ”だけでは測れない、キャリアの真価。
こんにちは!不動産専門の転職支援サービス「キャリすぐ」を運営するAXIDEA編集部です。
「もっと上を目指したい」
「自分のキャリアを次のステージに進めたい」
そう考えて転職を決意する方は多いですが、そもそもあなたにとっての“キャリアの成功”とは何でしょうか?
昇進・高収入・安定・裁量・やりがい——。
答えは人によって異なります。
転職で本当に後悔しないためには、「自分にとっての成功」を再定義することから始める必要があります。
LINEで相談“社会的成功”と“個人的成功”は別物
厚生労働省の調査によると、転職理由の上位は「自己都合」が 75.5%と最も高い結果となりました。
一見すると自分勝手に離職しているように見えますが、実際には「やりがい」「成長」「自己実現」を重視する人が増えています。
つまり、“社会的な成功”と“個人的な成功”を切り分けて考えることが重要です。
社会的成功:昇進・年収・ポジションなど、他者が評価する成果
個人的成功:充実感・自由度・やりがい・学びなど、自分が納得できる状態
この2つのバランスを自分なりに定義することが、キャリア形成の第一歩です。
不動産業界における「成功」の多様化
かつて不動産業界では、「数字=評価」という価値観が主流でした。
しかし、近年は成果以外の“付加価値”が重視されるようになっています。
たとえば——
- 賃貸仲介からCREコンサルへ: 顧客の経営課題を解決する“企画型営業”へ進化
- 売買仲介からPM・AMへ: 収益安定と長期リレーション構築を重視
- 営業からマーケティング・DX職へ: 集客やデータ分析を通じて事業を支える立場へ
同じ「不動産業界」でも、成功の形はキャリアフェーズによって変化しています。
関連記事:不動産業界で転職する理由とは?20代・30代がキャリアアップを目指す本当の理由
「成功の再定義」に役立つ3つの質問
キャリアの軸を見直す際は、次の3つの問いに答えてみましょう。
- どんな瞬間に“自分らしさ”を感じるか?
→ 営業数字を追うとき?チームで成果を上げたとき?誰かに感謝されたとき? - 5年後に「誇れる働き方」とはどんな状態か?
→ 肩書きではなく、“どんな価値を生み出しているか”で考える。 - 今の環境では、それを実現できるか?
→ 現職で伸ばせる可能性があるのか、転職が必要なのかを見極める。
この3つの質問に答えることで、「転職の目的」と「キャリアの成功」が自然に結びつきます。
成功を“外的報酬”ではなく“内的報酬”で測る
外的報酬(給与・役職)はもちろん大切ですが、それだけでは長期的なモチベーションは続きません。
心理学的にも、“内的報酬(達成感・学び・貢献感)”を感じられる人ほど、パフォーマンスが高いとされています。
(出典:動機づけ研究の未来)
「数字ではなく、価値を積み上げる」そんなキャリアデザインこそが、今の時代の“成功の新基準”です。
キャリアの成功を再定義するワーク例
- 過去の成功体験を3つ書き出す
→ どんな状況で、なぜ「うまくいった」と感じたのか。 - その共通点を抽出する
→ チームプレイ?挑戦?顧客満足?数字? - 今後5年で何を“増やしたい/減らしたい”か決める
→ 成功を「方向性」で定義する。
この整理をすることで、「自分にとっての成功」が“社会的基準”ではなく“自分基準”で見えてきます。
不動産業界のキャリア成功事例(実例)
- PMから管理会社の責任者へ: 物件価値向上を自分の評価軸に設定
- 仲介営業から自社開発へ: “つなぐ仕事”から“創る仕事”へ転換
- 営業職からマーケティングへ: “売る力”を“仕組み化する力”に発展
いずれのケースも、「自分が何を大切にしたいか」を明確にした結果、キャリアの方向性が見えた例です。
関連記事:成果を出すに至った「プロセス」における自身の独自性(強み)は何か?
まとめ:「成功」とは、他人が決めるものではなく、自分で設計するもの
キャリアの成功とは、地位や年収ではなく、自分の価値観に沿って働けている状態のこと。
- 他者の基準ではなく、自分の基準で“成功”を再定義する
- 外的報酬だけでなく、内的報酬もバランスよく求める
- 「どんな状態を実現したいか」を明確に言語化する
この3つを意識すれば、転職の判断軸がブレず、納得のいくキャリア選択ができるようになります。
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