上司との相性を面接中に5分で見抜く質問術とは
2025/11/01
投稿者:武藤翼
―面接は「評価の場」であり、「相性チェックの場」でもある。
こんにちは!不動産専門の転職支援サービス「AXI HR」を運営するAXIDEA編集部です。
転職の成否を分けるのは、会社との相性ではなく、上司との相性と言われています。
仕事内容が魅力的でも、上司のスタイルと合わなければ、長期的な活躍は難しいもの。
そこで今回は、面接中のわずか5分で、上司との相性を見抜く質問術を紹介します。
LINEで相談1. 「上司の相性」は感覚ではなく言葉で見抜く
面接中の上司候補(またはマネージャー層)の発言には、その人のマネジメント方針・価値観・人材観が表れます。
以下のような発言が出た場合、タイプを分類できます。
| 発言例 | マネジメントタイプ | 相性の特徴 |
| 「数字がすべてではない」 | 育成・支援型 | 成長過程を見てくれるタイプ。安心して挑戦できる。 |
| 「結果を出せば自由にやっていい」 | 成果主義型 | 裁量は広いが、自己管理能力が求められる。 |
| 「チームで支え合う文化です」 | 協調・共創型 | コミュニケーション力が重要。 |
| 「私は細かいことは言わないタイプです」 | 放任・信頼型 | 自立型人材に向くが、サポートは少なめ。 |
感覚ではなく、言葉で上司の特徴を見極めることが、入社後のギャップを防ぐ第一歩です。
関連記事:面接で「組織体制」や「上司のマネジメント方針」をどう見抜くか?
2. 面接中に使える「相性を探る質問」
上司のマネジメント方針を自然に引き出すには、相手が語りやすい質問を投げかけるのがポイントです。
具体的な質問例
- 「チーム内で成果を上げている方に共通する特徴はありますか?」
→ 上司が何を“評価基準”としているかがわかる。 - 「新しいメンバーが入ったとき、どんなサポートを意識されていますか?」
→ 育成方針・放任度合いを把握できる。 - 「上司として意識されているチーム運営のスタイルを教えてください。」
→ 組織運営に対する考え方を聞き出せる。
このように「やり方」よりも「考え方」を尋ねる質問が効果的です。
3. 逆質問のタイミングは終盤5分がベスト
上司との相性を探る質問は、面接の序盤ではなく終盤5分が理想です。
理由は、序盤で質問すると「探りを入れている」と思われやすいため。
面接官が「何か質問はありますか?」と促したタイミングで、次のように切り出すと自然です。
「実際にご一緒する上司の方のマネジメント方針を知ることで、 自分がどのように貢献できるかをイメージしたいと思いまして…」
この“前置き”を添えるだけで、誠実かつ前向きな印象を与えられます。
4. 不動産業界ならではの相性チェック視点
不動産業界の上司は、営業型/管理型/企画型でカラーが異なります。
| タイプ | 特徴 | 相性チェックの観点 |
| 営業型マネージャー | 現場感覚重視、数字にシビア | 成果プレッシャー耐性があるか |
| 管理型マネージャー | 手順・品質・法令遵守重視 | 丁寧な報連相ができるか |
| 企画型マネージャー | 新規事業や戦略立案が多い | 柔軟な発想・提案力を持つか |
面接中に「現在の上司層のバックグラウンド」や「部門のミッション」を聞くことで、
どのタイプの上司が多いかを推測できます。
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5. 「合う/合わない」を整理する3つの質問基準
相性を判断する際は、以下の3つの軸で考えると明確です。
- 価値観の相性(成果重視か、プロセス重視か)
- コミュニケーション頻度(密な報連相か、任せる型か)
- 意思決定スピード(上司主導か、現場裁量か)
どれが自分に合うかを明確にしておけば、上司のタイプが異なっても適応しやすくなります。
6. まとめ:面接は人を見抜く力を鍛える場
本記事をまとめると以下のとおりです。
- 上司の発言や言葉遣いからマネジメント方針を読み取る
- 終盤5分の質問タイミングで、価値観・支援姿勢を確認
- 不動産業界ではタイプ別に“相性の合うマネージャー像”を見極める
AXI HRでは、不動産業界各社の上司層の特徴・チーム構成・評価スタイルを企業別に分析します。
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