不動産管理の仕事内容はPMとBMに分かれる!5分でわかりやすく解説
2025/11/16
投稿者:武藤翼
こんにちは。不動産専門の転職支援サービスを運営するAxiHRです。
「不動産管理って具体的に何をする仕事?」
「難しい?きつい?未経験でもできる?」
こういった質問をよくいただきます。
不動産管理は、不動産業界の中でも安定性が高く、未経験から挑戦しやすい人気の仕事です。
しかし、内容を正しく理解していない方が多く、イメージだけで判断してしまうケースも少なくありません。
この記事では、不動産管理の仕事内容、向いている人、年収の特徴まで初めての方にもわかりやすく解説します。
不動産管理は大きく「PM」と「BM」に分かれる
不動産管理の仕事は、一般的に次の2つに分類されます。
- PM(プロパティマネジメント)=建物の運用管理
- BM(ビルマネジメント)=建物の維持管理
これからそれぞれについて詳しく解説します。
PM(プロパティマネジメント)の仕事内容
PMは 「建物を使う人(入居者)と、所有する人(オーナー)の間に入り、建物の価値を守り高める仕事」 です。
主な仕事内容は以下のとおりです。
| 業務 | 内容 |
|---|---|
| 入居者対応 | 設備トラブルや契約に関する問い合わせ対応 |
| 空室対策 | 客付会社との連携、賃料調整、リフォーム提案など 空室を減らすことが最重要 |
| 物件の収支管理 | 家賃回収、修繕費管理、年間予算の作成など、数字に強い人が活躍しやすい領域。 |
| オーナーへの報告・改善提案 | どうすれば賃料単価が上がるか、どう改善すれば長期入居につながるかなど、コンサルティング含めた提案 |
| 契約関連の調整 | 更新・解約・家賃改定などの手続き |
BM(ビルマネジメント)の仕事内容
BMは 建物そのものの維持・安全管理 を担当します。
主な仕事内容は以下のとおりです。
| 業務 | 内容 |
|---|---|
| 設備点検 | 電気・空調・消防設備など、建物が安全に稼働するためのチェック |
| 修繕工事の手配 | 外壁補修、エレベーター工事、給排水の修理など 施工会社との調整が中心で、自分が作業するケースが少ない |
| 清掃・警備・設備会社の管理 | 日常清掃、警備員配置などの外部業者を管理するマネジメント業務 |
| 年間修繕計画の作成 | 建物寿命を延ばすために必要な工事を計画する |
PMが入居者とオーナー寄りの仕事、BMが建物寄りの仕事と覚えると分かりやすいです。
不動産管理はきつい?実際の大変さ
不動産管理は「営業ほどの数字プレッシャーはない」一方で、下記のような大変さがあります。
■ PMの大変さ
- 入居者からの問い合わせが多い
- 繁忙期(1〜3月)が忙しい
- クレーム対応が一定数ある
■ BMの大変さ
- 設備トラブルが突発的に発生
- 専門用語や建築知識を覚える必要がある
ただし、どちらも 実際の作業をするのは専門会社 のため、自分が修理を行うわけではありません。
不動産管理が未経験者に人気の理由
不動産管理は、以下の点から未経験からの転職でも非常に人気があります。
- 営業ノルマがほぼない
- 専門知識は入社後に学べる
- 安定性が高い
- 土日休みの会社も多い
- 事務・営業・接客などの経験が活かせる
- 大手ほど研修制度が充実
特に 「営業ほどのきつさは避けたいが、不動産に関わりたい」という人に最適な職種です。
不動産管理の年収とキャリアパス
年収の目安としては次の通りです。
- 20代:350万円〜450万円
- 30代:500万円〜650万円
- 大手PM会社:700万円超えのケースもあり
経験を積むと以下のキャリアへ進めます。
- 上級PM(収益改善の専門家)
- BMスペシャリスト
- 不動産コンサルタント
- アセットマネジメント(投資家の資産運用)
- 管理会社のマネージャー職
不動産管理は、キャリアを落ち着かせたい人に好まれる職種でもあります。
不動産管理が向いている人・向いていない人
■ 向いている人
- 人と話すのが苦ではない
- 丁寧に物事を進められる
- トラブル対応でも落ち着ける
- 数字の管理が得意
- 安定した環境で働きたい
■ 向いていない人
- クレーム対応が極端に苦手
- 外出(巡回)が嫌い
- 突発対応が苦手
- マルチタスクが嫌い
まとめ
本記事をまとめると以下のとおりです。
- 不動産管理は「PM」と「BM」に分かれる
- PM=入居者・オーナー対応、BM=建物の維持管理
- 営業より安定しており、未経験でも挑戦しやすい
- 専門知識は入社後に習得可能
- キャリアの広がりが大きい分、長く続けやすい仕事
不動産管理は安定・専門性・キャリアの両立ができる仕事です。
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