不動産の仕事大全|全職種の仕事内容・向いている人の特徴を公開
2025/11/18
投稿者:武藤翼
こんにちは。不動産専門の転職支援サービスを運営するAxi HRです。
「不動産の仕事はどんな種類があるの?」
「営業だけじゃないの?」
「未経験から挑戦できる仕事を知りたい」
こうした相談を多くいただきます。不動産業界は非常に範囲が広く、営業・管理・仕入れ・開発・企画・事務・コンサル など多様な職種があります。
この記事では、不動産の仕事内容・必要スキル・向いている人を解説します。
LINEで相談不動産の仕事は大きく7カテゴリーに分かれる
不動産の主な仕事は以下のとおりです。
- 営業(賃貸・売買・法人)
- 用地・物件の仕入れ
- 賃貸仲介
- 売買仲介
- 賃貸管理
- 物件の開発・企画
- 不動産運用(PM・AM)
上記を理解しておくと、求人ごとに具体的に働くイメージができるでしょう。
職種別の業務一覧
| 職種 | 主な仕事内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 賃貸仲介 | 顧客への物件紹介、ヒアリング、内見案内、契約書作成補助、鍵の引き渡し。 | 未経験採用が多く、最も入りやすい職種。 |
| 売買仲介 | 住宅の売主・買主を仲介。物件調査・査定、資金計画提案、ローン案内、契約説明。 | 年収レンジが高く、高スキルが磨かれやすい。 |
| 用地仕入れ (買取再販) | 土地情報の収集、収支計算、役所調査、オーナーとの交渉・契約・決済。 | 専門性・難易度が最も高い。デベロッパーの「花形」職種。 |
| 開発・企画 | 街づくりやマンション・商業施設開発。市場調査、コンセプト作成、行政・建築会社との調整、事業計画。 | 大規模案件を扱う。学生からの人気も非常に高い。 |
| 賃貸管理 (PM) | 賃貸物件の家賃管理、入居者対応、更新・退去手続き、修繕手配、運営管理。 | 国の定義でも安定性の高い職種に分類される。 |
| 建物管理 (BM) | 賃貸物件の設備・機器の維持管理。設備点検、清掃・修繕手配、法令点検対応。 | 技術に近い職種。安定性が高いのが特徴。 |
| 不動産事務 (バックオフィス) | 営業サポート。契約書・重要事項説明書の作成補助、データ入力、電話・来客対応。 | 宅建士の資格があると転職成功率が高い。 |
不動産業界で共通して求められる知識
| 分野 | 具体的な知識内容 | 共通して求められる理由 |
|---|---|---|
| 法律 | 宅地建物取引業法、民法(契約・物権)、建築基準法、都市計画法。 | 不動産取引の適法性・安全性を担保し、顧客を保護する |
| 税務・金融 | 不動産関連税制(取得税、譲渡税など)、住宅ローンや資金調達の仕組み。 | 顧客の資金計画や収支に直結し、提案の実現性を左右する |
| 不動産市場 | 市場相場、景気動向、地域の需要・供給バランス。 | 物件の適正価格や事業性を判断し、顧客へ的確なアドバイスを行う |
| コンプライアンス | 個人情報保護、重要事項説明の義務、反社会的勢力排除。 | 顧客や社会からの信頼を得て、長期的に事業を継続するため |
基礎知識は働きながら身につきますが、宅建があると有利です。
不動産の仕事に向いている人
不動産の仕事に向いている人の特徴は以下のとおりです。
| 特徴 | 向いている理由 |
|---|---|
| 人と話すことが好き | 顧客の潜在ニーズを引き出し、信頼関係を築く高いコミュニケーション能力が必須。 |
| 行動量を出せる | 成果(契約)が報酬に直結するため、情報収集や訪問営業など、フットワークの軽さが成功に繋がる。 |
| 課題解決が好き | 資金計画、法的な制限、人間関係など、複雑な問題解決を通して顧客をゴールに導く必要あり。 |
| 決断力がある | 市場は常に変動しており、仕入れや売買のタイミングでスピーディーかつ論理的な判断が求められる。 |
| 調整力が高い | 買主、売主、金融機関、司法書士など多くの関係者をまとめ、一つの契約に導く力が不可欠。 |
| 成長意欲のある人 | 法律や税制、市場が常に変化するため、自己学習を継続し、専門性を高める意欲が重要。 |
不動産の仕事に向かない人
不動産業界の特殊な業務形態や、成果主義の環境に適応できない可能性がある人の特徴です。
| 特徴 | 向かない可能性が高い理由 |
|---|---|
| 土日休みが絶対に必要 | 顧客の多くが土日に動くため、賃貸・売買仲介は土日出勤が基本となり、平日休みがある |
| クレーム対応が苦手 | 契約後のトラブルや、高額取引ゆえの期待値のズレから、クレーム対応が発生 |
| 数字管理が苦手 | ノルマや目標設定があり、常に収支や進捗を論理的に管理・分析するため |
| マルチタスクに弱い | 複数の顧客や契約、並行する業務を同時進行で管理・処理する能力が必要 |
| メンタル耐性が低い | 高額取引のプレッシャーや、契約が破談になった際の精神的ダメージがある |
まとめ
本記事をまとめると以下のとおりです。
・不動産の仕事は営業だけでなく、企画・開発・管理・事務まで幅広い
・職種ごとに求められるスキルと専門性が大きく異なる
・不動産の経験は他業界でも高く評価される
あなたの適性に合った職種を、Axi HRが無料でご提案します。
LINEで相談
