給与・待遇以外で、譲れない仕事の価値観(働き方、企業文化)は何か?
2025/10/19
投稿者:武藤翼
―“条件”ではなく、“軸”でキャリアを選ぶ。
こんにちは!不動産専門の転職支援サービス「キャリすぐ」を運営するAXIDEA編集部です。
転職活動をしていると、つい「年収」や「待遇」に目が行きがちです。
もちろんそれも大切ですが、実はキャリアの満足度を左右するのは給与以外の価値観です。
「どんな環境で、どんな人と、どんな姿勢で働くか」―
この“譲れない軸”を明確にできる人ほど、長く納得して働けます。
この記事では、給与・待遇以外で自分が大切にすべき「仕事の価値観」を見つけるための考え方をお伝えします。
LINEで相談「価値観の合う職場」は、“成果”と“幸福度”を両立させる
厚生労働省の調査によると、転職理由の上位が「個人的な理由」と回答しています。
個人的な理由の中身として、給料、人間関係、職場環境、上司との相性などが挙げられます。
つまり、働く満足度は“金額”ではなく“共感”に比例するのです。
給与が高くても、
・意見が通らない
・評価が曖昧
・風通しが悪い
環境では、ストレスが積み重なりやすくなります。
逆に、価値観が合う会社では「自分の意見が届く」「仲間と信頼し合える」といった心理的安全性が生まれ、結果としてパフォーマンスも上がります。
仕事の価値観を構成する4つの要素
① 働き方(Work Style)
どんな時間軸・ペースで働くかという「生活との調和」。
- フルリモート or 出社
- 平日中心 or 土日稼働
- 成果重視 or プロセス重視
働き方は、キャリアを長く続けるための“土台”です。
例えば不動産業界でも、「リモート営業」「完全週休2日」など柔軟な企業が増えています。
② 企業文化(Corporate Culture)
会社の空気感・価値観・意思決定のスピードなど。
- 上司との距離が近い風通しの良さ
- 成果主義 vs チーム主義
- 若手に裁量を与える文化
「どんな考え方を持つ人が評価されるか?」を知ることで、自分の価値観と企業の方向性が一致しているかを判断できます。
③ 成長機会(Growth Opportunity)
どんな経験を積める環境かという「キャリア伸長の余地」。
- 新しいことに挑戦できるか
- 教育・フィードバック制度はあるか
- 自分の強みを発揮できる場があるか
挑戦を支える文化がある企業は、失敗も成長の一部として扱う傾向があります。
④ 人との関係性(Human Connection)
一緒に働く人との信頼関係・相互理解。
- チームの連携力
- 上司のフィードバックスタイル
- お互いを尊重できる空気感
どれだけ条件が良くても、人間関係がストレスの源になる職場では長続きしません。
「価値観マップ」で自分の軸を言語化してみよう
転職を前に、自分の価値観を整理するために「キャリア価値観マップ」を作ってみましょう。
| 項目 | 自分にとっての重要度(★1〜5) | 理由 |
|---|---|---|
| 年収・待遇 | ★★★ | 安定した生活は大切だが最優先ではない |
| 働き方の柔軟性 | ★★★★★ | 家族との時間を大切にしたい |
| 企業文化の共感度 | ★★★★★ | チームで成果を出す文化が合う |
| 成長機会 | ★★★★ | 常にスキルを磨ける環境が理想 |
| 人間関係の良さ | ★★★★★ | 長期的に働くうえで一番の軸 |
こうして可視化することで、自分が“何のために転職するのか”が明確になります。
関連記事:転職によって「何を解決したいのか」を具体的に定義できているか?
面接で「価値観の一致」を確かめる質問例
面接では、次のような質問で企業文化を見抜くことができます。
「御社で活躍している社員の共通点は何でしょうか?」
「上司との1on1やフィードバックはどのように行われていますか?」
「成果を出す人の特徴を教えてください。」
これらの質問を通じて、“どんな価値観が評価される会社なのか”を自然に確認できます。
関連記事:面接での逆質問で企業風土を見抜く質問は?
不動産業界における「価値観の多様化」
近年、不動産業界でも価値観の幅は広がっています。
- 「成果主義 × 高報酬」型: 完全歩合・成果重視のベンチャー企業
- 「安定 × チーム主義」型: 大手・管理会社で長期雇用を重視
- 「自由 × 副業OK」型: スタートアップやフリーランス型営業
どの働き方も正解です。
重要なのは、「自分が幸せを感じる基準」を明確にしておくこと。
まとめ:価値観を言語化できる人は、キャリアに迷わない
転職活動は、「条件を比較する作業」ではなく、「自分の価値観を再確認するプロセス」です。
- どんな働き方を望むのか
- どんな文化・人と働きたいのか
- どんな環境なら自分が成長できるのか
この3つを明確にすれば、どんな選択をしても“自分で納得できるキャリア”を築けます。
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