ニュースを通じて“面接で語れる自分の関心領域”を特定する方法
2025/10/22
投稿者:武藤翼
―業界ニュースは「情報」ではなく、「自分の軸」を見つけるヒント。
こんにちは!不動産専門の転職支援サービス「キャリすぐ」を運営するAXIDEA編集部です。
「当社の事業のどの部分に関心がありますか?」
「最近の不動産業界の動きで、注目しているトピックはありますか?」
この質問に明確に答えられるかどうかは、“自分のキャリア軸”を言語化できているかを測る重要なポイントです。
そこで今回は、日々の業界ニュースを“なんとなく読む”から“自分の関心を特定する”へと変える、
実践的な方法を紹介します。
ニュースを読むだけの人と、“関心領域を見出す人”の違い
同じニュースを読んでも、そこから得るものは人によって大きく違います。
たとえば――
「デベロッパーA社が中古再生事業に参入」
「オフィス空室率が上昇」
「大手AM会社が物流ファンドを設立」
このニュースを“知識”で終える人は、内容をすぐに忘れてしまうケースがほとんどです。
一方、“関心”を見出す人は、そこから自分がどんな分野に興味を持っているかを掘り下げられます。
つまり、「ニュースを読む目的」を情報収集 → 自己分析に変えることが、キャリア軸を定める第一歩なのです。
関心領域を特定する3ステップ
STEP1:自分が“気になった”ニュースを3つピックアップ
まずは直感的でも問題ないので「目に止まったニュース」を3〜5本選びましょう。
たとえば
- 中古再生・リノベーション市場の拡大
- 不動産×テクノロジーの取り組み
- 不動産ファンド・REITの成長
- オフィス再編・サブリース戦略
- ESG・脱炭素への企業対応
これらのトピックの共通点を探すと、自分の“興味の方向”が浮かび上がってきます。
STEP2:「なぜ気になったのか?」を掘り下げる
1件ずつ、「なぜ気になったのか」を書き出してみましょう。
例
「中古再生市場」→ 新しい価値を生み出すビジネスモデルに惹かれる
「不動産ファンド」→ 数字で成果を出す仕事に魅力を感じる
「オフィスDX」→ テクノロジーで働き方を変えることに興味がある
この“なぜ”を5回ほど掘り下げると、
「人と街をつなぐ仕事がしたい」
「資産を動かす仕組みを作りたい」
「環境やテクノロジーの変化に関わりたい」
上記のような根本的なモチベーションがみえてきます。
STEP3:「自分のキャリアとの接点」を整理する
次に、その関心分野が自分のキャリアとどう繋がるかを整理します。
| ニューステーマ | 自分の経験 | 面接で語れる観点 |
|---|---|---|
| 中古再生 | 仲介・仕入の経験 | 既存物件の価値を再構築するビジネスに携わりたい |
| AM(運用) | 賃貸管理・オーナー対応 | 数字を分析し、資産価値を最大化する仕事に興味がある |
| CRE(法人不動産戦略) | 法人営業・店舗開発 | 企業の資産活用を支援し、経営に近い視点で働きたい |
こうして整理すると、ニュースを自分のキャリアの言葉で語れるようになるのです。
面接で“関心領域”を語るときの構成テンプレート
例:「最近注目している業界トレンドを教えてください」
以下の3ステップで答えると、自然に説得力が出ます。
- トピック(事実):「最近は中古再生市場の拡大に注目しています。」
- 理由(関心):「新築市場が縮小する中で、既存ストックに新しい価値を生む点に魅力を感じています。」
- 自分の経験との接点:「私自身、仲介・管理の業務で物件再生に関わることが多く、より企画寄りの仕事に挑戦したいと感じました。」
この構成を使えば、ニュースが単なる情報ではなく、自分のキャリアの延長線として語れるストーリーになります。
関連記事:企業が注力している事業領域(中古再生、AMなど)の将来性はどうか?
自分の“関心領域”を定着させる習慣
- 毎朝5分、業界ニュースを1本読む
- 気になった記事タイトルをメモ
- 「なぜ気になったか」を一文で記録
- 週末に3本を見返し、共通テーマを探す
この積み重ねが、自然と「語れる関心軸」を作っていきます。
面接前だけの対策ではなく、日常的な思考習慣として取り入れることが大切です。
まとめ:ニュースは“キャリアの鏡”である
本記事をまとめると以下のとおりです。
- ニュースは「情報収集」ではなく「自己分析のツール」
- 気になったトピックから、自分の関心領域を掘り下げる
- 面接では「事実→理由→接点」で語ると一貫性が出る
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