「高年収」と「安定」、どちらを優先するキャリアプランを描くか?
2025/10/23
投稿者:武藤翼
―年収だけで選ぶか、長く働ける環境を選ぶか。答えは“自分の軸”の中にある。
こんにちは!不動産専門の転職支援サービス「キャリすぐ」を運営するAXIDEA編集部です。
転職を考えるとき、誰もが一度は迷うのが「収入アップを狙うか、安定を取るか」という選択です。
不動産業界では特に、「成果報酬型で高収入を目指せる企業」と「安定志向で福利厚生が充実した企業」の差が大きく、どちらを選ぶかがキャリアの方向を決定づけます。
この記事では、「高年収」と「安定」、それぞれのメリット・リスクを整理しながら、あなたに合ったキャリアプランの考え方を紹介します。
LINEで相談不動産業界の“高年収モデル”と“安定モデル”の違い
まず、不動産業界の中でもキャリアモデルは大きく2つに分かれます。
| タイプ | 代表的な職種 | 年収レンジ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 高年収モデル | 売買仲介・投資用不動産・仕入営業・ディベロッパー | 600万〜1500万円 | 成果連動・個人裁量が大きい・昇給が速い |
| 安定モデル | PM(管理)・賃貸仲介・事務系・法人管理職 | 400万〜700万円 | 固定給中心・組織力重視・長期雇用型 |
どちらが優れているという話ではなく、「何を重視して働きたいか」で選ぶ軸が変わります。
「高年収」を優先するキャリアの魅力とリスク
メリット
- 成果が明確に報酬に反映される
- 数年で大幅な年収アップが狙える
- 独立・フリーランス転身の道も開ける
- 若くしてマネージャー・役職を目指せる
特に「仕入営業」「投資用不動産営業」では、20代で年収1000万円を超えるケースも珍しくありません。
成果が可視化される環境で、“スピード成長”を望む方には最適です。
リスク
- 業績変動による収入の上下
- ノルマやプレッシャーが大きい
- 長時間労働になりやすい
- 安定した生活設計が立てにくい
報酬が高いほど「実力主義の厳しさ」も伴います。
そのため、短期でのリターンを狙う期間と、安定的に稼げるポジションへ移行するタイミングを設計することが重要です。
「安定」を優先するキャリアの魅力とリスク
メリット
- 固定給ベースで収入が安定
- 福利厚生・残業管理など制度面が整っている
- 長期的にスキルを磨く余裕がある
- ワークライフバランスが取りやすい
特にPM・管理・事務職などでは、「家族との時間を確保したい」「長期的に働ける環境を選びたい」という理由から転職する方が多い傾向にあります。
リスク
- 成果に対する報酬上限が低い
- 成長スピードが緩やか
- チャレンジよりも“安定優先”の文化がある
安定志向の職場では「挑戦の機会が少ない」と感じる人もいます。
自分が“変化を望むタイプ”なら、やりがいを感じづらくなる可能性もあります。
キャリア軸を整理する3つの質問
「高年収」と「安定」――どちらを選ぶべきか迷うときは、次の3つの問いで“自分の軸”を明確にしましょう。
① 今の生活で「守りたいもの」は何か?
- 家族との時間
- 生活リズム
- 健康
- 仕事の自由度
安定を選ぶ理由は、何を守りたいかに直結しています。
逆に、今「守るものが少ない」タイミングなら、挑戦しやすい時期です。
② 「5年後の理想の働き方」は?
- 年収1,000万円を目指す
- 自社ブランドを育てたい
- 管理職・専門職に進みたい
“ゴール”を決めることで、現在どちらの道を通るべきかが見えてきます。
関連記事:5年後、10年後、不動産のどの分野でどのようなポジションに就きたいか?
③ 「変化を楽しめるタイプ」か、「安定を喜べるタイプ」か?
これは最も本質的な質問です。
どちらを選んでも正解ですが、自分の性格と逆の環境を選ぶとストレスが大きくなります。
たとえば、成果で評価されたい人が“横並びの組織”に入ると不満が溜まりやすく、逆に安定を求める人が“完全歩合制の環境”に入ると、常に不安を抱えます。
両立を目指す「第3のキャリア戦略」
実は、「高年収 × 安定」を両立できるルートも存在します。
| 戦略 | 内容 | |
|---|---|---|
| 成果とマネジメントのハイブリッド型 | プレイヤーとして収益を出しながらチーム運営を担う | 営業マネージャー・エリア責任者 |
| ストック収益型への転換 | 管理・PM業務など定期収入モデルを構築 | オーナー資産管理・CRE戦略担当 |
| スキル複線化 | 営業+マーケ+データ分析の複合スキルを磨く | 不動産DX推進・マーケティング職 |
高年収を維持しつつ、安定したキャリアを築くには、「成果を出す力」+「再現性を作る力」の両方が必要です。
まとめ:「年収」か「安定」かではなく、“何年後の自分”で選ぶ
本記事をまとめると以下の通りです。
- 「高年収」は行動力と成果主義に合う人に向く
- 「安定」はバランスを重視する人・家族志向の人に向く
- 両立を目指すなら、“成長に向けたキャリア設計”が重要
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