ストック型(管理など)とフロー型(仲介など)のどちらを選ぶ?
2025/10/25
投稿者:武藤翼
―“積み上げるか”“動かすか”、あなたの働き方の軸が見えてくる。
こんにちは!不動産専門の転職支援サービス「キャリすぐ」を運営するAXIDEA編集部です。
不動産業界には大きく分けて、「ストック型ビジネス」と「フロー型ビジネス」という2つの収益構造があります。
どちらの型でキャリアを築くかによって、求められるスキル・働き方・年収の上がり方がまったく異なります。
この記事では、その2つの違いと、どのタイプの仕事があなたのキャリア志向に合っているのかを整理していきます。
LINEで相談そもそも「ストック型」と「フロー型」とは?
ストック型ビジネスとは
ストック(Stock)=積み上げるという意味で、継続的な契約・収入を積み重ねていくモデルを指します。
不動産業界で代表的なのは以下の4つです。
- 賃貸管理(PM/AM業務)
- サブリース
- 清掃・メンテナンス・リフォーム管理
- 定期契約によるBtoB管理サービス
毎月一定額の管理料(PMフィー)やサービス料が発生するため、安定した収益構造を築きやすいのが特徴です。
フロー型ビジネスとは
フロー(Flow)=流れるという意味で、取引単位で発生する一時的な収益モデルを指します。
代表例は、以下の4つです。
- 売買仲介
- 賃貸仲介
- 買取再販・仕入れ販売
- 開発・企画
契約が成立するたびに売上が立つため、成果が直接報酬に反映されやすいのが大きな魅力です。
どちらが向いているか?タイプ別の特徴で考える
| 志向タイプ | 向いているビジネスモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 安定志向・長期視点 | ストック型(管理・PM) | 継続契約により月次収益が積み上がる/景気変動に強い |
| 成果志向・営業型 | フロー型(仲介・売買) | 契約数がダイレクトに収入へ反映される/スピード感がある |
| チームで動くのが得意 | ストック型 | 管理・運営・調整など協働が中心 |
| 個人プレーが得意 | フロー型 | 個人の営業力・交渉力で数字を作る |
| 将来独立を視野に入れる | フロー型→ストック型への転換 | 独立後に管理契約を持つと安定経営につながる |
両者はどちらが“正解”というより、自分の性格・働き方・将来像にどちらが合うかで判断するのが重要です。
キャリアパスで考える「ストック型」と「フロー型」の関係
実は、不動産業界ではこの2つは対立ではなく、キャリアの成長段階で連続していく関係にあります。
たとえば以下のようなキャリアプランがあります。
- 若手時代に「フロー型」で営業力・提案力を磨く
- 管理や投資分野にキャリアを移し「ストック型」で安定収益を築く。
このように、営業×管理の両輪を理解している人材は、将来的にマネジメントや事業責任者として重宝されます。
関連記事:専門性を極めるのか、マネジメント職に移行するのか、キャリアの軸を定める。
ストック型に向いている人の特徴
- コツコツと積み上げるのが得意
- クライアントとの長期的な関係構築が好き
- 安定した収入と業務バランスを重視
- リスクを抑えてキャリアを長期的に設計したい
不動産管理(PM)や資産運用型のキャリアを目指す人にとって、ストック型は「信頼で積み上げる仕事」です。
日々の細やかな対応力が成果に反映されやすい傾向にあります。
フロー型に向いている人の特徴
- 数字を追うことにやりがいを感じる
- スピード感と競争環境に強い
- 新しい提案や交渉を楽しめる
- 自分の成果が明確に見える環境で働きたい
売買・仲介営業のように「勝負どころ」が多い環境で、短期間で高い収入や成長を得たい人に向いています。
キャリア形成のポイント
ストック × フロー の“掛け合わせ”が最強
理想的なのは、どちらか一方に偏らず、「ストック型で安定」「フロー型で拡大」を組み合わせる働き方です。
たとえば、以下のような進め方があります。
- 管理会社でリーシング(入居率向上)を担当しつつ、仲介スキルも磨く
- 売買仲介営業として、顧客の管理・投資相談までサポートする
このように両軸を理解できる人材は、経営側・投資家側からも信頼される存在になります。
まとめ:どちらを選ぶかは「人生設計」で決まる
本記事をまとめると以下のとおりです。
- ストック型=安定・信頼・長期視点
- フロー型=成果・スピード・短期報酬
- 将来は両方の知識を持つ“ハイブリッド人材”が最強
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