複数内定を得た際に“辞退する企業”への丁寧な断り方の三原則
2025/10/25
投稿者:武藤翼
―「選ばなかった理由」よりも「誠実さ」を残す。
こんにちは!不動産専門の転職支援サービス「キャリすぐ」を運営するAXIDEA編集部です。
複数の企業から内定をもらうことは喜ばしいことですが、その分、辞退の伝え方に悩む方が非常に多いです。
特に不動産業界のようにネットワークが狭く、企業間で情報が共有されることもある世界では、「辞退のマナー」=「今後の印象」に直結します。
この記事では、採用担当者に不快感を与えず、むしろ「また縁があれば会いたい」と思ってもらえる、丁寧な内定辞退の方法を解説します。
LINEで相談内定辞退は“早い・誠実・簡潔”が三原則
内定辞退で最も大切なのは、スピードと誠実さです。
① 早めに伝える
決定が固まった段階で、すぐに企業へ連絡するのが基本です。
特に不動産業界は採用スピードが速く、他候補者の繰り上げ選考にも影響します。
② 誠実に伝える
辞退の理由は「一身上の都合」や「他社への入社を決めた」がおすすめです。
企業を比較・批判する内容は避けましょう。
③ 簡潔に伝える
冗長な説明よりも、「感謝」と「お詫び」を明確にしましょう。
相手の時間を奪わないことが社会人としての礼儀といえます。
実際に使える“辞退メール”例文
下記のフォーマットを基にすれば、失礼のない印象を保てます。
件名:内定辞退のご連絡(自分の名前)
株式会社〇〇
人事部 〇〇様
いつもお世話になっております。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
熟考の結果、他社への入社を決意いたしましたため、
誠に恐縮ではございますが、内定を辞退させていただきたく存じます。
貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、
このような結果となり大変申し訳ございません。
今後の御社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
自分の名前
- 感謝
- 辞退理由(簡潔)
- お詫び
- 敬意
上記の4要素が自然に含まれ、好印象を与えられます。
電話連絡が必要なケースもある
メールで辞退を伝えるのが基本ですが、以下のケースでは電話連絡を先に行うのが望ましいです。
- 最終面接まで進んだ企業
- オファー面談・内定通知書を受け取った直後
- 採用担当者との接点が多い(複数面談・紹介経由など)
電話では、次のように伝えましょう。
「このたびは内定のご連絡をいただき誠にありがとうございます。大変恐縮ではございますが、他社への入社を決意いたしました。ご期待に添えず申し訳ございませんが、心より御礼申し上げます。」
メールを送る前に一報を入れておくだけで、印象は格段に良くなります。
辞退連絡でやってはいけないNG行為
| NGパターン | 内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 連絡を遅らせる | 内定通知から数週間放置 | 企業の採用計画に悪影響 |
| 無断辞退 | 返信せず音信不通 | 信用問題に直結 |
| 感情的な理由 | 「条件が悪かった」「合わないと思った」 | 企業への敬意を欠く |
| 代理人に任せる | エージェント任せで本人未連絡 | 最終判断者の誠意が伝わらない |
辞退のタイミングが遅いほど、「調整が利かない人」という印象を与えてしまう点にも注意が必要です。
不動産業界での“印象を残す辞退”のコツ
不動産業界では、将来的に再会する可能性が高い業界構造です。
だからこそ、辞退時の印象管理が重要です。
- 辞退後もLinkedInやビジネスSNSで繋がっておく
- 紹介エージェント経由で「御礼の意向」を伝える
- 「またご縁があれば」という一文を添える
これらを意識するだけで、「辞退=関係終了」ではなく、「再接点の余地を残す」ことができます。
関連記事:内定後、他社の選考状況を伝える際のバランスは?
まとめ:誠実な辞退は“未来の信頼”を作る
本記事をまとめると以下のとおりです。
- 内定辞退は「早く・誠実に・簡潔に」
- メールだけでなく、重要企業には電話も併用
- 感謝を伝え、再会の余地を残す姿勢が印象を高める
キャリすぐでは、内定辞退メールの文面添削や電話トーク例など、不動産業界特有の人間関係に配慮した辞退サポートを行っています。
「縁を切らない辞退」で、次のキャリアに繋がる印象を残しましょう。
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