面接で募集背景を逆質問するときに直接的な内容はNG!おすすめの質問を紹介
2025/11/01
投稿者:武藤翼
―「なぜ募集しているのか」を聞くのはOK。ただし、聞き方がすべて。
こんにちは!不動産専門の転職支援サービス「キャリすぐ」を運営するAXIDEA編集部です。
面接の終盤に必ず聞かれる「最後に質問はありますか?」という一言があります。
ここで募集背景を尋ねる方は多いですが、実は質問の仕方を誤ると、意図せずマイナス印象になることがあります。
この記事では、募集背景を逆質問する際の注意点と、印象を良くする質問の組み立て方を解説します。
LINEで相談1. 「募集背景」は企業の今を知る最良の質問
募集背景を尋ねることは、単なる確認ではなく、企業の課題・成長段階・組織体制を把握するための質問です。
たとえば以下の3つがあります。
- 新規募集 → 会社が拡大フェーズにある
- 欠員補充 → 組織が安定している or 離職理由を探る余地がある
- 増員募集 → 案件拡大・業績好調の兆し
このように、背景を知ることで「入社後、自分に求められる役割」まで見えてきます。
関連記事:募集背景(新規・欠員・増員)の違いをどう読み解くか?
2. NGな聞き方「離職率」や「退職理由」に直球で切り込む
悪気がなくても、以下のような質問はネガティブな印象を与えるリスクがあります。
❌「前任者が退職された理由を教えてください」
❌「欠員補充と聞きましたが、人が辞めやすい職場でしょうか?」
これらの聞き方だと、「不安そう」「探りを入れている」と受け取られてしまいます。
企業側の立場に立てば、採用面接は期待値をすり合わせる場であり、組織の課題を深掘りする場ではないという認識が一般的です。
3. 良い聞き方は「背景 × 役割」をセットで尋ねる
ポジティブに聞くコツは、なぜ募集しているのかではなく、どんな期待があるのかを焦点にすることです。
良い聞き方の例
- 「今回の募集では、どのような役割や成果を期待されているポジションでしょうか?」
- 「新規募集とのことですが、今後の事業拡大において担うミッションを教えてください。」
- 「増員募集ということは、組織として力を入れている領域があるのでしょうか?」
このように聞けば、前向きな姿勢と理解意欲の両方を伝えられます。
4. 不動産業界特有の募集背景の聞き方
不動産業界では、採用の多くが営業職・PM職・開発職に集中しています。
そのため、以下のように具体性を持たせて質問すると、より印象が良くなります。
- 「リーシング案件が増えている背景があるのでしょうか?」
- 「管理棟数の拡大に伴っての増員と伺いましたが、今後の成長計画もお聞きしたいです。」
- 「仕入れ・開発領域の新規ポジションということは、戦略転換の一環でしょうか?」
このように、業界知識を踏まえた質問は、理解度と関心の高さを示せます。
関連記事:企業ブランドや評判(顧客評価)は?
5. 聞いたあとのリアクションで印象が決まる
質問そのものよりも、回答に対する反応が印象を左右します。
- なるほど、そのような事業フェーズに関われるのは非常に魅力的です。
- そうした背景があると理解すると、より具体的に自分の貢献イメージが描けます。
この一言で、理解 → 共感 → 前向きな受け止めの流れができます。
面接官も「質問意図が明確で、受け止め方が誠実」と感じやすくなります。
6. まとめ:質問次第で面接の印象は180度変わる
本記事をまとめると以下のとおりです。
- 募集背景を聞くこと自体はポジティブ。
- ただし「なぜ人が辞めたか」ではなく「何を期待されているか」を聞く。
- 回答に対して共感を示すことで、好印象を残せる。
AXI HRでは、不動産業界の面接傾向や逆質問を企業別にまとめ、あなたが「深掘りしながらも印象を上げる質問」ができるようサポートしています。
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