求人票や面接のときに職務内容やKPIの明確に確認するには?
2025/11/02
投稿者:武藤翼
―やるべきことが曖昧な組織では、成果も評価も曖昧になる。
こんにちは!不動産専門の転職支援サービス「Axi HR」を運営するAXIDEA編集部です。
求人票を見たとき、「仕事内容がなんとなくイメージしづらい」と感じたことはありませんか?
あるいは、「KPI(評価指標)が具体的に書かれていない」まま面接が進むケースもあるかもしれません。
実は、職務内容やKPIがどれだけ明確に定義されているかは、転職後の満足度・定着率を大きく左右するポイントです。
LINEで相談1. なぜ「職務内容の明確さ」が重要なのか
職務内容が不明確なまま入社すると、次のようなリスクが生じます。
- 何を成果と見なされるのか分からない
- 期待値が曖昧で、上司との認識にズレが生まれる
- 評価が属人的になり、不公平感を感じやすい
つまり、仕事内容の“解像度の低さ”=評価の不安定さにつながるのです。
関連記事:面接で「組織体制」や「上司のマネジメント方針」をどう見抜くか?
2. 不動産業界における「職務内容の曖昧さ」の傾向
不動産業界では、同じ「営業」でも会社や部署によって職務の定義が大きく異なります。
| 職種 | よくある職務のズレ例 |
|---|---|
| 仲介営業 | 「新規開拓あり/なし」「反響対応の有無」「契約後フォローの範囲」 |
| PM(プロパティマネジメント) | 「リーシング中心か」「修繕対応まで含むか」「テナント交渉の頻度」 |
| 仕入・開発職 | 「土地仕入れまでか」「企画・販売まで関与するか」「収益計算の範囲」 |
面接時に「どの業務が主軸で、どの業務が補助的なのか」を確認しないと、入社後の想定外に繋がることがあります。
3. KPI(評価指標)の明確さも要チェック
KPI(Key Performance Indicator)は、成果を数値化するための指標です。
これが明確でない企業では、「頑張っても評価されない」という状況が起こるケースがあります。
不動産業界では、職種ごとに以下のようなKPIが一般的です。
| 職種 | KPIの一例 |
|---|---|
| 営業職(賃貸・売買) | 月間契約件数・成約率・反響対応数・粗利額 |
| PM職 | 稼働率・更新率・修繕対応件数・オーナー満足度 |
| 開発・仕入職 | 案件獲得数・投資回収率・販売計画進捗率 |
これらが入社前に明文化されているかどうかが、評価制度の透明性を測る重要な指標です。
関連記事:提示年収以外に、インセンティブ制度やボーナスの透明性はどうか?
4. 面接での確認ポイント
面接時には、次の3つの質問をしてみましょう。
- 「このポジションでは、どんなKPIや評価指標が設定されていますか?」
- 「チーム全体の目標と、個人の目標の関係性を教えてください。」
- 「成果を評価する際、数値以外で重視される点はありますか?」
このように質問すると、企業の評価基準・マネジメントの透明性を自然に確認できます。
5. 職務内容とKPIが曖昧な企業のサイン
以下のような特徴がある求人は、慎重に確認が必要です。
- 「幅広い業務をお任せします」とだけ記載
- 「やる気次第でいくらでも成長できる」と抽象的な表現
- KPIや目標数値の質問に明確な回答がない
これらの表現は、柔軟性ではなく定義の曖昧さを意味することもあります。
面接時に具体的な事例を引き出せるかがポイントです。
6. まとめ:明確な職務定義がある会社ほど成長できる
本記事をまとめると以下のとおりです。
- 職務内容とKPIの明確さは、入社後の満足度と評価の安定性を左右する
- 不動産業界では、同じ職種でも業務範囲に差があるため要確認
- 面接時に「評価基準」を聞くことで、企業の成熟度が見えてくる
Axi HRでは、不動産業界各社の職務定義・KPI・評価制度を比較分析し、
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「頑張りが正しく評価される職場」を見つけたい方は、ぜひご相談ください。
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