不動産業界職種別の年収ランキング|最新データで見る高収入の仕事とは?
2025/11/07
投稿者:武藤翼
こんにちは。不動産専門の転職支援サービス「Axi HR」を運営するAxi HR編集部です。
「不動産業界では、どの職種が一番稼げるの?」
「営業・開発・管理でどのくらい年収が違うの?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
不動産業界は、同じ企業内でも職種によって業務内容・評価基準・報酬体系が大きく異なります。
この記事では、厚生労働省や国税庁、主要不動産企業のIRデータをもとに、最新の不動産業界職種別年収ランキングを紹介します。
LINEで相談1. 不動産業界全体の平均年収
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、不動産業・物品賃貸業における25歳~39歳の平均月収は約36万円です。
これは全16産業の中でTOP5に入る水準です。
主要不動産企業のIRデータを見ると、平均年収が高い傾向にあります。
| 企業名 | 平均年収 |
|---|---|
| ヒューリック株式会社 | 約2,035万円 |
| 地主株式会社 | 約1,915万円 |
| 三井不動産株式会社 | 約1,756万円 |
| 三菱地所株式会社 | 約1,347万円 |
| 東急不動産ホールディングス株式会社 | 約1278万円 |
2. 不動産業界職種別の年収ランキング
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」や転職サイトの最新データをもとに、不動産業界で代表的な職種の平均年収を比較しました。
| ランキング | 職種 | 平均年収 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 不動産ファンド・アセットマネジメント | 約1,480万円 | 投資運用や資産管理を担う専門職。 |
| 2位 | デベロッパー(開発・用地取得) | 約1,237万円 | 土地仕入れや事業企画を担当。プロジェクト全体を動かす役割。 |
| 3位 | 投資用不動産営業(収益・仕入) | 約979万円 | 成果報酬型が多く、高額報酬を得やすい。金融知識が重要。 |
| 4位 | 住宅販売営業(戸建・マンション) | 約768万円 | 売上連動の歩合制が主流。実績に応じて高収入を得やすい。 |
| 5位 | 不動産管理(PM/BM) | 約591万円 | 管理・運営を担当。安定性重視で働きやすさが特徴。 |
| 6位 | 不動産仲介(売買・賃貸) | 約434万円 | 個人・法人向けで幅広い。宅建資格で給与アップも可能。 |
| 7位 | 不動産事務・営業サポート | 約287万円 | サポート業務中心で、ワークライフバランス重視の人に人気。 |
3. 職種によって年収差が生まれる理由
不動産業界では、次の3つの要因によって年収差が生じます。
- 成果報酬の有無
営業や仕入職ではインセンティブが支給され、成果次第で年収が大きく変動します。 - プロジェクト規模と責任範囲
開発・企画職は数億〜数十億円規模の事業を担当するため、責任の重さが報酬に反映されます。 - 専門性と資格
宅地建物取引士や一級建築士など、資格保持者は昇給・昇進のスピードが早い傾向にあります。
4. 年齢・経験別の年収傾向
| 年齢層 | 平均年収(全体) | 傾向 |
|---|---|---|
| 20代 | 約420万円 | 営業職で基礎を学ぶ時期 |
| 30代 | 約580万円 | 成果次第で昇進・昇給が進む |
| 40代 | 約750万円 | 管理職・マネージャー層で年収上昇 |
| 50代 | 約900万円 | 事業責任者や経営層で高水準に到達 |
30代以降は、役職・資格・成果によって個人差が大きくなります。
早期にスキルを積み、キャリアパスを明確に描くことが重要です。
5. 年収アップを目指すためのポイント
- 宅建資格を取得する
資格手当がつく企業も多く、基礎知識の証明として昇給に直結します。 - 成果を数値で可視化する
契約件数・仕入棟数・粗利率など、成果を具体的に示すことで評価を得やすくなります。 - キャリアチェンジを検討する
仲介・賃貸から開発や投資系職種へ移行すると、年収レンジが一段上がる傾向があります。
6. 今後の不動産業界の年収動向
国土交通省の「不動産DX推進戦略」や「脱炭素型まちづくり政策」により、データ分析や企画職の需要が拡大しています。
2025年以降は、AI・テックを活用できる人材や金融知識を持つ人材の評価が高まると予想されます。
また、ワークライフバランスを重視した雇用制度を導入する企業も増えており、年収と働きやすさの両立が進みつつあります。
7. まとめ|高年収を狙うなら職種選びが鍵
本記事のまとめは以下のとおりです。
・不動産業界の平均年収は約567万円と高水準
・最も高収入なのはデベロッパー、投資・仕入営業、ファンド関連職
・宅建資格と実績の両立で年収アップが狙える
・DX・企画系職種の需要拡大で新たなチャンスも
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