不動産業界の女性のキャリア事情と働き方の実態を徹底解説
2025/11/11
投稿者:武藤翼
こんにちは。不動産専門の転職支援サービスを運営するAxi HRです。
かつて「男性社会」と言われていた不動産業界ですが、近年は女性の活躍が急速に進んでいるのをご存じでしょうか。
営業・企画・事務・管理部門など、女性がキャリアを築けるポジションは年々広がっています。
この記事では、不動産業界で働く女性の現状と、キャリア形成・働き方の実態を最新データをもとに解説します。
LINEで相談1. 不動産業界における女性比率の現状
厚生労働省の調査によると、不動産業界全体の女性従業員比率は約32.7%です。
全17業種の中で7番目の水準であり、女性がキャリアを積みやすい環境が整いつつあることがわかります。
不動産業界の女性の平均勤続年数は8.6年と、業界としては低い水準であり課題が残る状況があります。
2. 女性が活躍している主な職種
不動産業界で女性が多く活躍しているのは、次のような職種です。
- 不動産事務・契約管理(宅建を活かせるバックオフィス職)
- 広報・広告・マーケティング(SNS・販促企画など)
- 営業(住宅販売・賃貸仲介・リノベ提案など)
- 企画開発・プロジェクト推進(デベロッパー系)
- 管理部門(人事・総務・経理)
特に住宅販売や仲介営業では、女性ならではの接客力・ヒアリング力・提案の丁寧さが評価され、「女性営業担当の方が成約率が高い」と言われる企業もあります。
3. 働き方改革で広がるキャリアの選択肢
近年は業界全体で長時間労働の是正やワークライフバランス重視の動きが進んでいます。
不動産メジャー7をはじめとする大手デベロッパー各社でも、以下のような取り組みをしています。
- フレックス勤務
- 時短勤務・在宅勤務
- 産休・育休からの復職支援
- 女性管理職登用プログラム
結婚・出産後も働き続けられる職場へと変わっています。
たとえば三井不動産レジデンシャルでは「女性活躍推進プログラム」を設け、管理職の約2割を女性が占めるなど、業界をリードする取り組みを行っています。
4. 女性がキャリアアップできる環境の特徴
不動産業界で女性がキャリアアップしやすい企業には、共通する特徴があります。
- 明確な評価制度(数字だけでなくプロセス評価を導入)
- 女性管理職のロールモデルが存在する
- 研修・資格支援制度が整っている(宅建・FP・不動産コンサルなど)
- 男女平等な営業目標設定(性別による差配なし)
特に「成果+誠実さ」を評価する企業文化のある会社では、顧客志向の提案が得意な女性社員が高く評価されやすい傾向にあります。
5. 不動産業界で女性が直面する課題
一方で、まだ解決すべき課題もあります。
- 管理職・役員比率は依然として10%未満(業界全体平均)
- 営業職の拘束時間・土日勤務が家庭との両立を難しくするケースも
- 「女性=事務職」イメージが一部企業に残る
しかし、最近は「女性だけの営業チーム」や「子育て支援部門」など、女性特化のチーム体制を導入する企業も増えています。
たとえば、野村不動産や東急不動産では、女性社員のキャリア支援プロジェクトを立ち上げ、育休復職率90%超を実現しています。
6. 女性に人気の不動産企業の特徴
女性から人気の高い不動産企業には、次のような特徴があります。
- 女性社員比率30%以上
- 残業時間月20時間未満
- 女性管理職登用実績あり
- チーム制営業・ペア営業を採用
- 産休・育休後の時短復帰者が多い
こうした環境の企業は、「誠実に成果を出す女性社員を継続的に評価する文化」が根づいています。
また、社員インタビューなどで「人間関係の良さ」や「上司の理解」が強調される会社は、 離職率が低く、長く働き続けやすい傾向があります。
7. まとめ 不動産業界は「男性社会」から「多様性社会」へ
不動産業界は今、確実に女性が主役になれるステージを迎えています。
営業・企画・管理いずれの職種でも、「人の人生に寄り添う仕事」として、女性が強みを発揮できる場面が増えています。
Axi HRでは、女性のキャリア形成を支援する不動産求人を多数取り扱っています。
育休・時短勤務・管理職登用など、あなたのライフステージに合った働き方を一緒に探しましょう。
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