不動産の仕事内容は大きく分けて7つ!初心者でもわかりやすく解説
2025/11/14
投稿者:武藤翼
こんにちは。不動産専門の転職支援サービスを運営するAxi HRです。
不動産業界と一言でいっても、仕事内容は営業、事務、管理、開発、投資など大きく分かれており、自分に合う仕事がどれなのか分かりにくいという声が非常に多く寄せられます。
この記事では、不動産の主要な仕事内容をわかりやすく整理し、未経験から挑戦しやすい職種や、キャリアアップにつながる業務内容までまとめています。
LINEで相談不動産の基本的な仕事は大きく分けて7つ
不動産会社の仕事は、実は次の7つのどれかに分類されます。
不動産の主な仕事は以下のとおりです。
- 営業(賃貸・売買・法人)
- 用地・物件の仕入れ
- 賃貸仲介
- 売買仲介
- 賃貸管理
- 物件の開発・企画
- 不動産運用(PM・AM)
それぞれ解説していきます。
個人や法人どちらにも販売する営業
不動産業界の営業は、扱う物件や顧客によって主に3つに分かれます。
賃貸営業: アパートやマンションなどを借りたい個人客が中心です。来店やインターネットからの問い合わせに対応し、物件の紹介、案内、契約手続きを行います。
売買営業: 戸建てやマンション、土地などを買いたい・売りたい個人客(または法人)を仲介します。高額な取引となるため、ローンや税務、法律などの専門知識が求められます。
法人営業: 企業に対し、オフィス、店舗、倉庫、工場などの事業用不動産の賃貸、売買、管理、開発などを提案します。BtoB(企業間取引)が特徴です。
どの分野も、物件知識はもちろん、顧客のニーズを正確に把握し、信頼関係を築くコミュニケーション能力が重要となります。
不動産業の起点となる仕入れ
「用地仕入れ」は、不動産会社がマンションや戸建て住宅、商業施設などを開発・建設するための土地(用地)を買い付ける仕事を指します。
不動産開発ビジネスの最も上流(起点)にあたる、非常に重要な業務です。
業務の主な流れは以下のとおりです。
- 土地情報の収集
不動産仲介会社、金融機関、税理士、地主など、様々なルートから「売りに出そうな土地や建物」の情報を集めます。 - 調査・分析
候補地の現地調査(周辺環境、日当たり、地形など)に加え、役所で法律上の制限(建てられる建物の種類や大きさなど)を徹底的に調べます。 - 事業性の検討
その土地にどのような建物を建てれば、いくらで売れ(貸せ)、最終的に会社として利益が出るのか、詳細な事業計画(採算シミュレーション)を立てます。 - 価格交渉・契約
土地や土地の所有者と売買価格や引き渡しの条件を交渉します。社内の承認を得た上で、売買契約を締結します。
物件を紹介する賃貸仲介(未経験から最も始めやすい)
賃貸仲介は、アパートやマンションなどの部屋を探すお客様へ物件を紹介する仕事です。
主な仕事内容は以下のとおりです。
- 物件の紹介
- 内見の案内
- 家賃交渉や契約手続きのサポート
- 引っ越しまでのフォロー
賃貸仲介の特徴は以下の3つです。
- 未経験、高卒、資格なしから挑戦しやすい
- 接客が中心で、人と話すのが好きな人に向いている
- 成果が目に見えやすくやりがいを感じやすい
「まず不動産で働いてみたい」という人が、最も取り組みやすい仕事です。
売却をサポートする売買仲介(年収が伸びやすい領域)
売買仲介は、家・土地・マンションなどの購入や売却をサポートする仕事です。
主な仕事内容は以下のとおりです。
- 不動産の査定
- 売却相談の対応
- 購入希望者への提案
- 契約書類の準備
- 引き渡しまでの調整
売買の特徴は以下の3つです。
- 扱う金額が大きく、成果に応じて年収が上がりやすい
- 営業力がつき、キャリアの幅も広い
- 宅建があると強い武器になる
年収アップを目指して未経験から売買へ挑戦する人も増えています。
建物や契約を管理する賃貸管理(安定して長く働きやすい)
賃貸管理は、入居者が入った後の建物や契約を管理する仕事です。
主な仕事内容は以下のとおりです。
- 入居者からの問い合わせ対応
- 家賃管理
- 建物メンテナンスの手配
- 退去の立ち合い
- オーナーへの報告
賃貸管理の特徴は以下の3つです。
- デスクワークも多く、生活リズムが安定しやすい
- 未経験から挑戦しやすい
- 事務や管理側の仕事がしたい人に向いている
未経験からでも、資格取得によって資格手当で年収アップが狙える企業があります。
物件をつくる側の開発・企画(デベロッパー)
デベロッパーといわれる企画・開発は、マンションや戸建、商業施設を「つくる側」の仕事です。
主な仕事内容は以下のとおりです。
- 土地を探して購入する(用地仕入)
- 建物の企画・計画
- 販売戦略の設計
- 施工会社との調整
特徴は主に以下の3つです。
- 街づくりに関わるダイナミックな仕事
- 三井不動産、野村不動産、東急不動産などは難易度が高め
- 営業経験者や企画経験者のステップアップとして人気
不動産業界の中でも、年収帯が高い企業が多い傾向にあります。
専門性が高い不動産運用(PM・AM)
PM(プロパティマネジメント)は物件の管理・収益最大化を担う仕事です。
AM(アセットマネジメント)は、投資家の立場でポートフォリオを運用します。
主な仕事内容は以下のとおりです。
- 収支管理
- テナント対応
- 修繕計画の立案
- 投資家への報告
特徴は主に以下の3つです。
- 金融・投資寄りの専門スキルが身につく
- 外資系不動産やファンド業界にもつながる
- 不動産の中でもキャリアの難易度が高い領域
未経験者に向いている不動産の仕事はどれ?
未経験から挑戦しやすいトップ3は以下のとおりです。
1 賃貸仲介
2 賃貸管理
3 事務・営業サポート
特に賃貸仲介は、不動産業界が自分に向いているか試すのに最適といわれています。
不動産の仕事が向いている人の特徴
不動産に向いている人の共通点は以下の5つです。
- 人と話すのが好き
- 行動力がある
- 数字や成果で評価されたい
- 安定した資格(宅建)を取りたい
- 街づくりや住まいに興味がある
特に、成果を出した分だけ評価されたいという人に強く向いている業界です。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおりです。
- 不動産の仕事は大きく5つに分かれる
- 未経験は賃貸仲介・賃貸管理・事務が入りやすい
- 売買や企画開発は高年収が狙える
- 運用職(PM・AM)は専門性が高い
- やりたい方向性に合わせて職種を選ぶのが重要
不動産の仕事選びに迷ったら、お気軽にAxi HRへご相談ください。
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